選手、監督としてW杯を手にし「皇帝」と呼ばれたフランツ・ベッケンバウアー氏(66)が、ロンドン五輪サッカーの男子1次リーグを総括。日本など各チームを評価した。
後に“カイザー”(皇帝)と呼ばれる男はバイエルンに入団し、その後の数え切れない栄冠を手にすることになる。
「皇帝」の愛称の由来については、「親善試合でオーストリアを訪れた際に、カメラマンの依頼により神聖ローマ皇帝フランツ2世(オーストリア皇帝フランツ1世)の銅像と並んで記念撮影を撮った。これがきっかけとなり「フランツ皇帝」「皇帝」と呼ばれるようになった(※)」という説が知られている。
この他には「1969年6月14日に行われたDFBポカール決勝のシャルケ04戦の際に、相手のエースであるラインハルト・リブダ(英語版)にファウルを犯した。このためシャルケのサポーターから激しいブーイングを浴びせられが、試合が中断した数十秒の間、ベッケンバウアーはブーイングをものともせず悠然とリフティングを続けたという。その時の姿が記者の印象に残り、対戦相手のエースだったリブダが「ヴェストファーレンの王」と呼ばれていたことにちなみ「バイエルンの皇帝」と名づけた(※)」という説がある。
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