先手となった広瀬は十八番の四間飛車穴熊。「振り穴王子」の異名を持つ広瀬五段。
――振り飛車穴熊を得意にして「振り穴王子」といわれていました。そこから居飛車党になりました。両方を指す選択はないのでしょうか。データ上では、振り飛車穴熊を3年以上指していません。
広瀬 今後はわかりません。戦術は変わっていきますから。ただ、振り飛車を指すときは、よほど勝ちたいか、居飛車がきついと思ったときか。つまり、変化球ですね。
――「振り穴王子」に代わるニックネームがなかなか定着しません。麻雀最強戦2020では、「麻雀でも穴熊王子」となっていましたね。
広瀬 麻雀で「穴熊」はまったく褒めていませんよね(笑)。王子という年齢でもないですし、ニックネーム、何がいいんでしょうか。ははは。
四段昇段後しばらくは振り飛車穴熊が得意だったため「振り穴王子」のあだ名もあったが、王位戦で羽生に敗れたのをきっかけに「振り飛車穴熊は見切られている」と居飛車を積極的に指すようになった。
※目次より
振り穴王子 広瀬章人の「銀冠撃破」 広瀬章人五段
四間飛車穴熊を得意とし「穴熊王子」の異名を持つ。血液型A。順位戦A級、竜王戦1組在籍。
穴熊王子(とかく王子ばやりの昨今。個人的には『ドンブリ王子』が好き)の異名を取る広瀬五段に対し、我が盟友増田五段が用いた先手ならではの秘策とは?!
※注:窪田義行七段のブログ
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