「コメディNO.1」坂田利夫(67)の“究極のメッセージソング”といえる「アホの坂田」は1972年に発売された。(※省略)なのに大阪の小学生は誰かれ構わず「♪アホ、アホ、アホの坂田、アホのさ~か~た~」一色だった。
「舞台を見に来た人に優越感を与えるため吉本はアホだらけ。そこで一番アホそうやった坂田を“アホの坂田”にしたんです」。作詞を担当した竹本浩三氏(現吉本興業文芸顧問)は、アホで売り出しかけの坂田のイメージアップ?に貢献した。
「アホ化」スイッチが入ったのは1971年ごろの大阪・なんば花月の舞台。漫才中に相方・前田五郎に「お前はアホか」と突っ込まれ「うん、アホや」と即答。普通なら「誰がアホやねん!」と返すところで出たアドリブがウケた。
(※省略)
関西テレビの究極のドタバタ・バラエティー「爆笑寄席」(69~75年)に出演していたがアホキャラへの変身もあり人気者になった。72年には「アホの坂田」を発売して大ヒットを飛ばした。
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