佐藤はファッションにこだわりを持っていることでも有名で、対局料の大半を服に注いだ時期もあったという。タイトル戦に出場した際は、着物にもこだわりを見せて注目を集めた。クラシックを好み、マントを着用する姿から「貴族」の愛称がつけられている。ある雑誌で自宅の風景が掲載された際、ゴージャスな家具やインテリアで彩られ、さながら城のようだと話題を呼んだ。
※注:ある雑誌とは『家庭画報』2018年1月号
「ゴージャスなカーテンとシャンデリア! これ、どこのホテル?」「実は佐藤天彦名人のご自宅なんです!」。家庭画報編集部でも話題をさらった佐藤天彦名人のご自宅。プライベート空間の公開に、「ちょっと気恥ずかしいです」とおっしゃっていましたが、『家庭画報』の読者の皆さんはもちろん、棋士の先生方の間でもかなり話題にのぼった様子……。
―― NHK将棋講座テキストでは、「貴族天彦がゆく」というエッセイの連載をお持ちですが、これはやはりファッションの趣向とも関係しているのでしょうか?
佐藤 ハハハ。貴族という呼び名は、仲のいい佐藤慎一五段がブログで書いたのが最初だと思うのですが、それがちょっとずつ広まっていった感じです。その後連載を始めるに当たって、編集者の方にそのタイトルを提案されました。変な感じですが、ファンの方にはいろいろな楽しみ方をしていただきたいというのもあるので、自分の中では変に気にしすぎることもないのかなと思っています。
―― 貴族と呼ばれるのは嫌ではない?
佐藤 そうですね。実際、貴族趣味とまではいきませんが、そういうファッションが好きな面があるのは事実なので。もちろん僕は本物の貴族ではありませんが(笑)、客観的に見て楽しく受け入れています。
目次
[連載] 『貴族』天彦がゆく
天彦くんのコラム読んだ。本当に貴族だった。
※藤田綾女流二段によるツイート
本日は小学校に将棋を教えに行って(またこのことは詳しく書きます)、夕方から辛口貴族、小天狗+ハンニャ姫、自分、連盟のMさんと5人で集まって夕食会。
※注:初出に近いと思われる。2009-05-31付では「カラ彦」と書かれている。なお、小天狗は戸辺誠・現七段の当時の愛称
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