“カトちゃん”の愛称で親しまれる33歳の目標は、師匠も果たせなかった「40歳まで現役」だ。
愛称:カトちゃん
ファンには「ロボコップ」と親しまれ、仲間たちには「かとちゃん」と愛され、最近では若い女性たちにも「タカミン」という愛称で熱い視線を注がれているのは、はかなさに魅入られているのではなく、強さに対する憧憬なのかもしれないと思い直した。
愛称はカトちゃん、たかみー、角界のロボコップ。
※記事見出しに「ロボコップ」含む
塩をたっぷりまき、最後の仕切りでは胸をたたき、観客と一緒に3度ほえて気合を入れる。このギクシャクした動きから、兄弟子だった元横綱曙太郎さんが映画のキャラクターをもとに名付けた「ロボコップ」の愛称で親しまれた。
なぜ、人気があるかといえば、そのしぐさ。兄弟子だった元横綱の曙親方が名付けたニックネームが「ロボコップ」。
土俵に呼び上げられたときから、目をカッといっぱいに見開き、仕切りを繰り返す。制限時間が切れ、最後の塩を取るときは、両手をゲンコツ状に握りしめ、まず右、左とホオをたたき、次は左右の胸、最後はその両手を下げて振り下ろす。そして勝って花道を引き上げるときは、まっすぐ前を見つめ、胸を張って足早に引き上げていく。
文字で書くとなんの変哲もない動作になってしまうが、その動き一つ一つはギクシャクとして誠に不自然。自然と笑いを誘うのである。
(省略)
こんな動作をするのは、実は視力が悪いから。裸眼なら0.1もないだろう。
◆ロボコップ誕生 「ケガで十両に落ちて返り入幕した場所(02年春)の2日目、いきなり顔をたたいていたのが衝撃的だった。その年の名古屋場所から、自分で顔面をグーで殴っていたけどお客さんは引いてた。その後、(兄弟子の横綱)曙さんに『グーは頭がおかしくなるからやめろ。パーにしろ』と言われて今のようになった。ロボコップの名付け親も曙さん。本人もまんざらではなく、ロボコップのマネをしてた」(東関部屋の松本権二マネジャー=元付け人で元幕下心勇)
※管理人注:上記記事では、いわゆる「気合い入れ」が「ロボコップ誕生」として記述されているが、それ以前の2000年9月時点ですでに呼ばれている(※下記情報源参照)
※2000-09-17付、Internet Archive
Takamisakari though is very tense usually and it takes him a while to relax, in fact due to his tenseness his behavior on and off the dohyó seems somewhat robot like. Doesn't have a keen sense of humor either. So, thanks to this, he's affectionately known as Robocop.
※管理人注:2000年9月時点で、すでに「ロボコップ」と呼ばれていることが分かる
※電話出演した銅谷志朗(相撲ジャーナリスト・元テレビ朝日アナウンサー)によるコメント
ロボコップというのは、新聞によっていろいろ書かれてますが(※)、もともとは私が一番最初にテレビで言った愛称です。
名付け親です、私が。
(スタジオ:そうなんですか?)
はい。宣言します。
※管理人注:新聞各紙は、曙太郎(第64代横綱)による命名と書いている
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